水や汗に強い加工をした、ニュージーランド産鹿革を使ったグローブ

 今、手に入る革の中で、最もライディンググローブに適している・・・と言われているのが鹿革。なかでも、北米のホワイトテイルと呼ばれる鹿や、ニュージーランド産の鹿革は、厚みがあってしかもなお柔らかいという二律背反する課題をクリアした素材と言われています。

 そのソフトな触感・操作性を活かすために、これまであえて撥水加工をせず鹿革を使っていたのですが、「夏のグローブでも鹿革を使いたい・・・」という声に応えるため、鹿革の耐水加工に取り組んだのです。

 耐水加工とは、革に撥水効果のある薬品を含ませることです。
 特に夏場は、雨だけじゃなく、汗も相当かきます。この雨や汗を革に含ませたままだと、革の痛みが進んでしまいます。また色落ちや色あせの原因となってしまいます。

 水分を含む時間が短ければ短いほど、革の傷みは少なくなります。そういった意味で耐水加工が有効なのです。(撥水効果はありますが、時間がたてば革に水は染み込みます。)

 今回、何度も奈良のタンナーとやりとりする中で、撥水効果と鹿革ならではの風合いを兼ね備えた納得のいく仕上がりになりました。もちろん屋島工房だけのオリジナル素材です。

 
2013.3 平側の革をブラック→グレーに変更しました。
 2016.6 新色オリーブを追加しました。アテ革のステッチ配置を変更しました。



新しい形のベルトを採用しました。手の甲側の日焼けを抑えるためにスリットをサイドに回し、手首側を覆うタイプにしました。ベルトの形状も、手首を折り曲げた時に操作のじゃまにならない形状にしました。

メッシュグローブのパンチング部分は、甲だけじゃなく平側にもあります。ここは、風を通すために必要な部分です。手のひら側のパターンは、定評のガンカットタイプを選択しています。

右が従来の鹿革。左が耐水鹿革。同じ時間、同じ量の水滴を垂らしたにも関わらず、左は水が染み込まず撥水効果が続いています。(ただし「水が中に入らない(防水)」という意味ではありません。)

平アテは、シンプルなタイプに。手をついた時に最も力のかかる手のひらの肉づき部分だけ二重にしています。
2016.6〜 平アテのステッチを写真のような斜めタイプに変更しました。

ミドルロングは、オーソドックスな、甲側のベルト仕様。軽く締めると、グローブの中で手が動かず疲れにくくなります。







 品番 耐水鹿屋島ミドルロング
 素材 
甲 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
平 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
 サイズ  S・M・L・LL
 カラー  グレー/ブラック オリーブ/ブラック 
 価格 

17.000円(税込18.700円)





 品番 耐水鹿屋島ショート
 素材 
甲 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
平 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
 サイズ  S・M・L・LL
 カラー  グレー/ブラック オリーブ/ブラック 
 価格 

16.000円(税込17.600円)





 品番 耐水鹿屋島メッシュ
 素材
甲 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
平 ニュージーランド産鹿革(耐水加工)
 サイズ S・M・L・LL
 カラー グレー/ブラック オリーブ/ブラック
 価格

16.000円(税込17.600円)
(夏季限定生産)


耐水グローブに新色のオリーブが追加になりました。


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