ファッションのコーディネートを考える時、一般的にグローブは、添え物(アクセサリー)です。全体の雰囲気を引き立てる役割こそあれど、グローブ自ら主張するようなデザインは、少し異質な部類になるのかもしれません。
これまでのライディンググローブは、より多くの競争相手から目立ち・抜きん出る意味で、奇抜なデザイン・大きなロゴの採用が普通でした。
でもね・・・、それで本当に良いのでしょうか?
今回のDHグローブは、そういった意味で、できるだけデザイン的な要素を廃し、シンプルなグローブ作りに徹しました。シルエットもスリムな感じが出るよう工夫しています。
しかしファッショングローブとは違い、レバーの握りやすさや防具としての機能は、最も大事なことと考えています。
素材は、定評のニュージーランド産鹿革を使い、革に包まれる感じを演出しています。強度が必要な平アテやベルト、裾のパイピングには、アンティーク加工を施した革を採用しました。使い込んだ後ほど、より味わいのある風合いに変わる革です。
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