手塗りの革から生まれた遊びココロ満載のグローブ

 いつもお邪魔している、牛革を仕入れる姫路のタンナーは、革の表面加工が専門。表面を調色し、用途に応じて、見た目や風合いなどを変えるのが本業です。

 その工房の片隅に、これまでしてきた革加工の見本帳(革の切れ端を集めた物)がありまして、ペラペラとのぞいていたら気になる革がありました。それがカモフラージュ柄。以前バッグの革に作ったそうです。

 「こんなん手袋の革でもできるの・・・?」と尋ねると、「全然できるで〜」とのお返事。早速お願いし、サンプルを作ってもらうことになりました。

 カモフラージュといっても、いろんな国のいろんな仕様がありまして、今回僕が選んだのがMARPAT(マーパット)。今の米国海兵隊のカモフラ柄を参考にしました。

 もちろん、それをそのままプリントするのでは面白くない。革職人が筆によるフリーハンドで描いているのがこの革。ある意味芸術品なんです。だから、左右でも模様が異なり、世界に一つとして同じ柄が無いグローブができたのです。

 手の平側は、柔らかさと強靭さを兼ね備えた鹿革をチョイス。パターンは、小指と薬指を曲げた物を採用しました。

 オンロードでもオフロードでも、最近は小指をしっかりハンドルで握り込みアクセルをあおります。レバー操作は、人差し指と中指(もしくはどちらか)で行う方が増えています。そんな方に向いているパターンになっています。

グローブのパターンは、小指と薬指を極端に曲げた物を採用しました。平側は柔らかい鹿革を用いました。

オフロード・ライディングでは、小指は常に握り込むのがセオリー。ブレーキ・クラッチは人差し指・中指で操作する方にむいています。

オリーブドラブ(OD)色をベースに、緑と黒を加え、職人の刷毛塗りで仕上げました。





オンでもオフでも使える、遊びココロ満載のグローブになりました。

 品番 Camo屋島グローブ (カモヤシマ)
 素材  ニュージーランド産鹿革 カモフラージュ柄牛革 
 サイズ  M・L・LL
 カラー  カモフラージュ/オリーブ
 価格 

14.000円(税別)



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